【占いと物理学】占いにおける「未来」は当たるのか。その真相は意外なところから!

占いを知る

占いをする目的の一つである「未来」を知るということについて。当たったり当たらなかったりで結局のところ出鱈目なのではないかとお考えの方もいらっしゃることでございましょう。

そこで今回は、占いで言うところの「未来」について、なんと物理学の視点から考えて参りたいと思います。私見も多分に含まれているとは言え、こちらの記事であなた様の視野が広がること間違いなしでございますよ!

物理学から考えることの意義

まず、なぜ「未来」を物理学の視点から考えてみるのかと申しますと、私たちは他でもないこの「物質界」という世界で暮らしているからでございます。……もう少し具体的に申し上げましょう。

この世界は様々な物質から出来た世界であり、私たちの身の回りにあるあらゆるものはおろか、人間もまた物質で出来ておりますよね。

つまり、この世界を形作っている物質そのものを構成する量子の性質を捉えることは、この世界の性質を捉えることと同義であると言え、この世界で起きることは物理法則(※厳密には自然法則)に則っていると考えられるのでございます。

ちなみに「心」をはじめとした「概念」などは、物資であるとは言い難いものでございますが、「心」も「脳」という物質で出来た器官に支えられているように、どのような「概念」も物質の力を借りてこの世界に存在しておりますよね。

従って、物質の基礎である量子の未来を考えることが、そのまま占いで言うところの「未来」を考えることであるとも言えますので、物理学からも占いを見据えることは大切であるということでございますね。

量子の一つである電子の性質

それでは、量子の一つである電子の性質がどうなっているのかについて改めて考えて参りましょう。わかりやすく結論から申し上げますと、二重スリット実験の結果から、「電子は粒であり、かつ波である」とされております。

ここで注意すべきなのは、あるときは「粒」で、あるときは「波」ということではなく、観測される前ではどちらの状態とも決まっていない、同時に二つの性質であって、重なり合っているような形であるという点でございます。

そしてこの「粒であり、かつ波である」という状態は、観測された途端に波の性質が失われ、粒の状態として立ち現れるのだそうでございますね。

これをもっと厳密に言うと、波というのは”確率”を意味しており、「粒がここにあるかもしれないし、ここにあるかもしれないというのを可視化すると波のように見える」ということで、観測した途端にそのうちのどこかの場所にあることが確定するということでございます。

未来は観測するまで確定しない

以上のことから、量子の「未来」はある程度の範囲で予測することはできても、正確には実際にそのときになってみないと原理的にわからないということであり、占いで出た「未来」の結果もまた、あくまで現時点からの可能性の高い「予測」ということになります。

これによって未来に関しての占いについては、予てから言われていた「当たるも八卦当たらぬも八卦」ということわざが正しいものであると説明できてございますね。

(※「占い」が根拠のない出鱈目だから「当たるも八卦当たらぬも八卦」ということではないという点は強調しておきたくござます)

要するに、「未来」の占いというものは、占い師の実力とはまた別に、元々当たらないこともある性質であるということでございますね。

予測に過ぎない「未来」の占いの有用性は?

単なる「予測」に過ぎないのならば、お金を払ってまで占う価値はないのかと言うと、それもまた違って参ります。それでは、占う意義があるとする理由を下記3点に記しておきましょう。

  1. 「占い」は、私たちが常日頃行う思考による予測と比べ、扱う情報の質と量が雲泥の差であり、より精度が高い
  2. 高度な「予測」とそれに伴う「アドバイス」を参考にすることで、好ましい行動を取りやすくなり、良き未来を引き寄せられる
  3. 潜在意識や星回りの影響など、「占い」から得られる情報を捨ててしまうのは勿体ないが、その情報の処理は困難なため、占い師に任せるのが無難である

「占い」で得られる情報とは、無意識からの「イメージ」や「象徴」であったり、あるいは「星の配置」であったりで、論理的な情報とは質が全く異なりますし、情報量としても膨大でございます。

そして、私たちが普段意識していない場所から情報を受け取ることができるという点で、通常の論理的な予測と併用することには大変価値がございますね。

一方で、「占い」で得られる情報は膨大な分、それを適切に整理したり、理解したりすることが困難なこともしばしばございますから、そういった作業は占い師に任せてしまうのが手っ取り早くございましょう。是非、信頼できる占い師にお任せになってくださいませ。

まとめ 占いで言う「未来」の使い道

最後にまとめとして、「予測」に過ぎない占い結果の「未来」をどう扱えばよろしいのかと申しますと、これからの未来をより良い方向に変えていくための参考にすればよろしいということになりましょう。

未来は観測するまで確定しないのであれば、自らである程度未来を形作ることができるということでございますから、占い師がお伝えする「アドバイス」も是非参考にされながら、良い結果を導いていってくださいませ。