有料で最初の1人を占うまでには何かと不安なことも多くございますよね。上手く占えないのではないかと考えてしまったり、占いが外れてしまったらと思われることもあるでしょう。
そのような方のために、こちらの記事では最初の一歩を踏み出すために大事なことをお伝えします。プロになってからも役に立つ知識と考え方ですので、不安になりやすい方は参考になさってみてくださいませ!
占いは元から外れることもあるものである
他の記事でもお伝えしていることでもございますが、占い師の腕前に関係なく、占いというものはそもそもが外れることもある性質のものでございます。そのため、外れてしまうことに対する心配をなさってもどうにもならないのです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください→【占いと物理学】占いにおける「未来」は当たるのか。その真相は意外なところから!
上記の記事の内容を簡単に申し上げると、この世界は原理的に正確な予測ができない事象を含んで構成されており、どんな事柄であれ”絶対”ということはなく、「何が起こるかわからない」部分も少なからず存在しているということにございます。
従って、修練によって占いの的中率を上げることはできても、それを”絶対”にすることはできません。ご依頼者様方も占いは外れることもあるとわかっていらっしゃいますから、万が一外れてしまってもあなた様の鑑定が心のこもったものであれば、きっとお目こぼしくださるでしょう。
最も大事なことは的中率ではなく、少しでもご依頼者様のお役に立つことである
占い師に求められるものの殆どは的中率であると思われがちでございますが、果たして本当にそうでございましょうか。と言いますのも、例えばお相手の気持ちや自らの将来がわかったとして、そこから「こういう風に行動してみてはどうでしょうか」というアドバイスが間違っていれば、ご依頼者様の幸せには繋がらないため意味がないですよね。
当然アドバイスは外れている可能性がある全体の占い結果の影響をある程度受けますが、それでもご依頼様から聞いている状況などの「現在」に焦点があたっていることから間違ったものにはなりにくいので、占い結果を”絶対”にすることができない以上は、最も重要視するべきはやはり「現在起こっている、もしくは未来に起こり得る問題を解決するためのアドバイス」の部分です。
「あなたにはこれからこういう悪い未来が待ち受けている」と言われて、これからの行動を変えてその悪い未来を回避できたら、それは”占いが外れた”という扱いになりますが、これで占いが役に立っているわけでございますから、結局のところご依頼者様のお役に立つことが占い師として求められることであることは間違いないでしょう。
以上のことから、的中率ばかりを気になさるのはおやめになって、占い結果がどうあれ、全力でご依頼者様のお役に立てるように努めさえすれば良いのです。こちらは自分で変えていける部分でございますから、しっかり意識して参りましょう!
自分にはアドバイスなんてできないのではと考える必要はない
占いにおいてはアドバイスの部分が大事だと申し上げましたが、自分が人様にアドバイスなんてできないのではないかと考える必要はないのです。何故ならば、アドバイスは占い師本人がというよりも、占術が導き出してくれるからです。あくまで占い師はそれをお伝えする立場に過ぎません。
経験していないことにアドバイスができるのかと疑問に思われるかもしれませんが、受けるご相談の全てに対して、自身の経験も交えてアドバイスをすること自体が不可能でございます。占い界隈で大きなテーマである”恋愛”ひとつをとっても、人によって多種多様な形があるはずで、経験からのアドバイスも含めようとすることは現実的ではございません。
だからこそ、占い師最大の武器である”占術”を効果的に活用して、ご依頼者様の求めるものに応じられるようにすることが大切でございます。自身の経験のせいで解釈や分析が歪んでしまっては元も子もありませんから、もし受けたご相談と似た経験がなかったとしても、問題はありません。
お金を頂くのは申し訳ないことではない
まだまだ経験の浅い自分が有料で占いをするのは恐れ多いというお気持ちは最初の頃には出てくるものでございますが、ここで遠慮する必要はございません。
占い師にとっての”占術”というのは、身に着けた大切なスキルであり、紛れもなく努力で身に着けたもの。その練度がまだあまり高くないからと言って、遠慮して卑下してしまっては、あなた様の努力が報われません。ご依頼者様も対価として払うべきものを払ってくださるのですから、きちんとそのご厚意は頂きましょう。
価値を提供してお金を頂くのは現代においては普通のことであり、万が一金額設定が実際に提供できた価値よりも高くなってしまったとしてもそれは仕方のないことでございます。ましてや有形商品でもあり得ることですが、無形商品ならなおさら、受け取る人ごとに感じる価値は違ってしまうものでございますよね。
金額が高ければ売れ行きが落ち、適性ならば売れ行きは上がっていくだけの話で、それが自然な流れでございますから、まずは思い切って相場よりも少し控え目くらいの金額設定で売り出してみましょう。
悪い評価や口コミがつくことは最初から心配することではない
占いもお客様ありきの商売である以上はご依頼者様方からの評価の良し悪しも無視できないものになって参りますが、かと言ってそれらは占い師が直接コントロールすることができない要素でございます。
私たちができるのは、精一杯鑑定をしてそれを適切な言葉でお伝えすることだけ。ご依頼者様方からの評価はそれについてくるものでございますから、実績を積む前から心配しても仕方のないことなのでございます。
そしてこの先占いをしていく中で、悪い評価が付いてしまったらそれは真摯に受け止めて改善していけば鑑定の質が向上することにもつながりますから、過度に怖がらず真正面から立ち向かいましょう。何より、殆どのご依頼者様方はあなた様のご尽力に感謝してくださるはずでございますから、心配は要りませんよ!
まとめ
占いが元から外れてしまうことがある性質のものであることから、外れてしまうことを心配しても仕方がないこと、それから占いはアドバイスが重要であることをお伝えしました。
さらにはアドバイスは占術が導き出してくれるため、ご相談内容と似たような経験をしていなくても大丈夫だということも知っていただきました。
お金を頂くことは努力の対価として正当なものですから遠慮せずに頂戴し、もし悪い評価や口コミが付いてしまっても真摯に受け止めて改善の糸口とすれば良いのですね。
これらのことを占い師として一歩踏み出すためのマインドセットとしてご活用いただき、ご活躍の一助にしていただけましたら嬉しく存じます!