【独学で占い師】になるには?必要なものがすべてそろった完全ガイド!

独学で占い師

「占い講座」が沢山開講されている手前、本当に独学で一人前の占い師になることができるのか不安になられる方もいらっしゃることでございましょう。

こちらの記事では、「独学で占い師になるには?」と題して、知識無し未経験の状態から「占い師」になるまでに必要な情報を詳細にまとめました。こちらの記事を読み込んで、是非必要な知識や方法、大事な心構えを学んでいってくださいませ。

習得する占術について

まず「占い師」になるのに最低限必要なことは、1つ以上の「占術」でございます。そして一口に「占術」と言っても、その実は大まかに分けて3種類あるとされております。その分類とは……

  • 命術(命占):占う人物の生年月日などの情報を基にして、性質や長期的な出来事を占う
  • 相術(相占):ものの様子や何かの姿形などを読み取って中期的な出来事を占う
  • 卜術(卜占):偶然性を用いて現れたものの象意を拾って全体的な意味を見出す占いで、移り変わりやすい物事(人の心理など)や短期的な未来の予想、細かい事柄全般を占う

となっております。これらの系統ごとに得意なことが異なっておりますから、最終的にはそれぞれの占術を一つずつ以上習得することで、多方面のお悩みに対応することができましょう。

ちなみに、こちらのブログでは西洋占術を扱っておりますので、それに従って系統ごとに占術を分けると、「西洋占星術」が「命術」、「手相占い」が「相術」、「タロット占い」が「卜術」ということになりますね。

西洋占術を習得する際の占術の順番

私個人の意見とはなりますが、上記の占術のうち、まずは卜術である「タロット占い」から習得されることをお勧めいたします。その理由とは……

  • タロット占いは他の占術に比べて原因と対応策を具体的に占うことができるという点で、悩みを解決する際にとても頼りになる
  • 枚数を調整したり占的(占う事柄)を工夫することで練習がしやすい上、習得期間も長くかからない(=挫折しにくい)
  • 西洋占星術における大事な要素である「エレメント」のイメージを掴むことができ、スムーズに移行できる
  • 他の占い師様のリーディングを動画等で参考にさせていただくことができる
  • 慣れてきたらオラクルカード、ルノルマンカードなどに派生して幅を広げることができる

……以上の理由から「タロット占い」は最初に習得する占術として有用なのでございます。その他の占術は一段落ついたと思われたタイミングで順次習得していくことが望ましくございましょう。

占術別の練習方法

タロット占い

タロット占いの精度を上げるには、前提として「カードの知識」が必要不可欠でございます。ただ単にこのカードはこの意味と覚えるのではなく、カード自体をしっかり観察して、「どんな絵柄が描かれているのか、それにはどんな意味があるのか」といったことを書籍も参考にしながら理解しておいてくださいませ。

それらを理解できたら、いよいよ実践でございますが、ここで大切なことは、完璧にお悩みを解決できる当たる占いをしようと思わないことでございます。

タロット占いをする際には、「直感」と「直観」の両方を用いることもしばしばございますが、これらは経験によって研ぎ澄まされていくもの。

場数を踏んでいくことが習得への近道でございますので、恐れず色々な方の様々なお悩みを占ってみることが先決でございますね。

中には連想力を高めるために毎日タロットを引くのが良いというお話もございますが、私はどちらかと言うとカードに対する理解があればそれに伴って結果が見えてくるものであると思っておりますので、こちらの記事では深く言及することは避けさせていただきますね。

西洋占星術

西洋占星術では、どんなお悩みに対しても最初にご相談者様の出生図を読み込むことが必要となりますので、基本の4要素である「天体(感受点)」「星座(サイン)」「アスペクト」「ハウス」についてバランス良く理解を深めることが大切でございます。

それから「ホロスコープ」という天体の配置図に慣れていくことになりますが、一度にすべての要素を読み取ろうとすると情報量が膨大になり過ぎてしまいますので、情報の取捨選択と包括的な見方が求められます。

具体的にどういうことかと申しますと、一人の人物を紹介するのに、この人は「趣味が読書」で「好きな飲み物は紅茶」で、「苦手なものは虫で」……などと一つ一つを取り上げるとキリがございませんので、この人は「占い師」で「心理学と哲学を学んでいる」「すべての方のお悩みを大切に扱う人」ですと紹介する方がわかりやすくスマートであるということでございます。

こういった「大事な部分」と言えるホロスコープの要素は、以下の順で挙げられるかと存じます。

  • ASCと第1ハウスに入っている星座(サイン)と天体、それらのアスペクト
  • ASCのルーラーである「チャートルーラー」の天体、その星座(サイン)とハウス、アスペクト
  • 太陽、月、土星の星座(サイン)とハウス、アスペクト
  • その他の天体の星座(サイン)とハウス、アスペクト

また、上記の他にも「複合アスペクト」がある場合はそれも大きな特徴でございますし、「四要素」と「三区分」の偏り、ホロスコープ上の天体の東西南北の偏りも大事な手がかりとなりますね。

練習方法と場所

最初から多くの情報を持っている「自分」や「家族」、「親しい友人」などを占ってみた後は、以下の場所で練習をすると良いでしょう。

  • Yahoo知恵袋
  • 配信アプリ上
  • SNS

私個人としましては、特に「Yahoo知恵袋」での占いをお勧めいたします。必要なときに気軽に占いの練習をすることができ、たっぷり時間をかけてきちんと占うことができるからでございますね。

ただし、対面鑑定の練習にはなりませんので、あくまで最初の「まずは占ってみる」という段階でのお話でございます。対面鑑定を練習したい場合は別途配信アプリ等で補うのがよろしいでしょう。

占い師デビュー

十分に練習ができたら、いよいよ占い師としてデビューすることになりますね。それぞれのスタイルや目指すべき占い師像によって、どういった場所や手段で占い師になるのかを考えて参りましょう。

まず、想定される手段は大まかに以下になるかと存じます。

  • 求人広告に応募する
  • 個人で占いの店を開く
  • YouTubeで動画を投稿する
  • ココナラ、STORESなどのネットショップで出品する

では、それぞれについて利点と懸念点を挙げて参りしょう。

求人広告に応募する

形式:対面 電話

意外にも求人広告には占い師の仕事がそれなりの数掲載されており、対面、電話占いどちらの応募も受け付けているようでございます。

何といっても最初から安定していることが特徴で、最低金額を保証してもらえる、集客を館側に任せることができるという点は大きなメリットでございますね。

懸念点は、対面占いの場合はお近くの占い館を探す必要がございますから、お住まいによっては難しい部分があること、頂いた金額の一部を館に徴収されることが挙げられましょう。

個人で占いの店を開く

形式:対面

自分で場所を確保して集客をし、直接ご相談者様と対面して占う形式となりますね。

ある程度自由に金額を決めて、自由に営業することができるという点が最大のメリットで、頂いた金額そのままが占い師の収益となる点も嬉しいことでございますね。

懸念点は、場所を確保する、集客をするという部分に工夫が必要なことで、それについてのハードルはやや高めのように思います。ある程度ノウハウを学ぶ必要がございましょう。

YouTubeで動画を投稿する

形式:特殊

自分で機材と撮影環境を用意し、動画を撮影して投稿することで収益を得る形式でございますね。対面、電話、テキストのどれともやや形態が異なり、特殊であると言えましょう。

顔を出すか出さないか、どの程度カットを入れるかなどなど、工夫次第では対面が難しいと感じられる方でも、撮影なら上手くできるといったこともあるかもしれませんね。

特に、一人のご相談者様と対する必要がないので、そういった意味での自信がない方でも可能であるという点は唯一無二の利点でございましょう。

懸念点は、始めるまでのハードルが高めであること、ある程度続けないと全く成果が出ないこと、特定の人物を占うわけではないので、独自のスキルが必要であることなどでございましょうか。

ココナラ、STORESなどのネットショップで出品する

形式:電話、テキスト

個人でネットショップを利用することができるサービスを使って電話やテキスト、場合によっては撮影した映像を送るなどして占う形式でございますね。

初心者でも始めやすく、第三者が間に入ってくれるのでトラブルに対してもある程度は対処していただけます。規模が大きいサービスほど市場も大きいということがそのまま利点となるでしょう。

懸念点は、サービスごとに決まった手数料を引かれることと、集客も別途考えないと競合が多すぎて埋没してしまう可能性があることでございましょうか。

まとめ

まず占い師になるには占術を選んで勉強すること、そして得た知識を用いて積極的に練習し、最後に占い師としてデビューする場所と手段を考えていくという手順をお伝えいたしました。

占い師になった後も勉強と練習は続けていき、どのようにしたらご相談者様のお役に立てる占い師になれるかという根本的なものを見失わないように、日々励んで参りましょうね。