タロットカードの意味の覚え方!完全にマスターするためのたったの5ステップ!

独学で占い師

タロット占いをやってみたいけれど、無数にある意味を覚えてその都度解釈をするなんて難しそう……。そのように思っている方はいらっしゃいませんか?

こちらの記事ではそのような方に向けて、無駄なく覚えることができて、かつ覚えた後も占いやすいような覚え方の5ステップを公開いたします。

記事を読み終わる頃にはマスターまでの道のりが手に取るようにわかり、無理なく覚えることができるということを感じていただけるはずです。早速その5ステップをご紹介しましょう!

ステップ1.タロットカード本体と適切な参考書を入手する

タロットカードの意味を覚える前に、前段階としてきちんと準備をしましょう。必要なものは2つで、タロットカード本体と適切な参考書です。ここでは、一般的なライダー・ウェイト版を覚えることを想定して解説して参りますね。

まず適切な参考書というのは、私の他の記事でもお伝えしているように、「絵柄にはどのようなことが描かれていて、そこからどのような意味に繋がっているかが明確に書かれているもの」でございます。

このような条件をお伝えしている理由は、カードの意味を覚えた後、独自の解釈を広げるときにカードが象徴する内容から逸脱し過ぎないようにするためです。こちらにつきましては、ステップ4で詳しく解説いたしますね。

ステップ2.参考書をじっくり読みながら、カードの絵柄を眺める

続いては、カードの世界に入りながら楽しむ段階です。ここで注意することは、カードの意味を必死になって覚えようとしないことです。

カードの意味を覚える方法をお伝えする記事なのに矛盾することを言っているようでございますが、もちろんこれにも理由があります。

この段階でカードの意味を覚えようとするということは、特定のキーワードを覚えようとすることと同義になるかと思いますが、最初にこれをやろうとすると細部にこだわり過ぎてカードの雰囲気や全体像を見失うことに繋がり、参考書の内容を理解することを妨げてしまいます。

下地を作る段階なのに、それを無視していきなり積み上げようとすると不安定になってしまいますから、ステップ2ではむやみに意味を覚えようとしないで、参考書の内容を読み込みながらカードの絵柄を堪能し、楽しんでください。カードに関わることを楽しめるようなったら、占いも楽しくなります。

ステップ3.カードの意味を最も広く象徴している基本のキーワードを1つだけ選んで、それを覚える

ステップ3では、下地の次に基礎部分を積み上げます。何事もそうですが、慣れていない段階から手を広げ過ぎると手に負えなくなってしまいますから、この段階では慣らしも兼ねて、カード1枚につき1つだけキーワード覚えることに注力してください。

このとき、そのカードの意味を最も広く包含しているキーワードを選ぶように気を付けましょう。基礎部分を広げ過ぎても困りますが、かといって狭すぎると、その上に建てるものがこじんまりとしたものになってしまうので、キーワードは1つだけ、でも大きく広くを目安に選定してください。

参考書によっては、基本のキーワードを明記してくれているものもあると思いますから、もちろんそちらでも大丈夫ですよ!

ステップ4.もう一度参考書を読んでキーワードを思い出しながら、絵柄が何故そのような意味を象徴しているのかを覚える

キーワードを1つだけ覚えたら、いよいよ本体の部分を形作っていきます。カードは象徴物ですから、その意味はとても抽象的で、ある一定の範囲内のものを全て含んでいます。そのため、意味と言っても一言だけにならないのはもちろんのこと、綺麗に言語化できるとも限りません。

そのため、こちらも一言一句覚えるのではなくて、成り立ちを自分の言葉で説明できるような形で大まかに把握するように心がけましょう。

参考書の著者様方はそれをわかりやすく書いてくださっているはずでございますから、それらを拾えるだけ拾って嚙みしめ、自分のものにしてみてください。

その際には、ステップ3ではあまり気にしていなかった細部にまで注意を払いましょう。人物の顔の向きやその表情、手にしているものやその数、雲の形から背景の色に至るまで、色々な発見をしていく中で、カードが一体何を表したいかが何となくでもわかってくるでしょう。

ステップ5.基本のキーワードとカードの意味の成り立ちから逸脱し過ぎない範囲で独自に解釈を広げつつ、参考書に書いてある他の意味もおさらいしていく

総仕上げの最終段階では、独自の解釈もしていきましょう。ただし、ここまでで積み上げてきた基礎と本体部分にしっかり収まるようにアレンジしてください。参考書にはそれぞれの場面に応じて様々な解釈が載っていると思いますから、それも参考にして多様な解釈ができるようにしてくださいね。

ここまで、もし基本のキーワードが思い出せなくなったり、意味の成り立ちを忘れてしまったら、各ステップに立ち返って覚え直しましょう。前半のステップがしっかりしていないと、後半のステップの内容は十分に効果を発揮しませんから、抜けていると思ったら必ず立ち返りましょう。

途中で期間が空いてしまった場合なども一度振り返ってみることで、基礎部分を固め直すことは可能です。本番で臨機応変な解釈をして、相談者様の実情とお悩みへの解決策を解き明かすためにも、タロットカードへの知識は確たるものにしておきましょう。

まとめ

タロットカードと参考書を揃えたら、それらに馴染みながらキーワードを1つだけ覚え、そこからアレンジして解釈を広げていく方法をお伝えして参りました。

段階ごとに分かれているという利点を活用すれば、途中でどこかが抜けてしまっても取り戻しやすいはずでございます。

全体像と細部の両方をきちんと意識し、独自の解釈も織り交ぜながら、タロットカードについて深く学んでいってくださいね!